大相撲といえば、幕内優勝37回を誇る平成の大横綱・白鵬。
その横綱・白鵬の入門当時(15歳)の身長と体重を知っていますか?
なんと!身長175cm、体重68kgしかありませんでした。
ちなみに31歳となった現在は身長192cm、体重155kgです。
そして今、角界において密かに注目されている力士が
東序ノ口25枚目、式秀部屋所属の
服部桜(はっとりざくら)です。
現在の身長180cm、体重70kgは力士としては細過ぎますが、入門当時の白鵬関とそんなに変わらない体格です。
ただ彼がなぜ注目されているかというと、理由はその弱さなんです。
今回は角界最弱力士と呼ばれる服部桜についてお送りします。
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目次
服部桜のプロフィールと戦績
服部桜のプロフィール
まず服部桜のプロフィールから見てみましょう。
四股名 服部桜 祥多(はっとりざくら しょうた)
→服部桜 太志(はっとりざくら ふとし)
本名 服部祥多(はっとり しょうた)
生年月日 1998年7月16日
出身地 神奈川県茅ヶ崎市
身長 180cm
体重 70kg
所属部屋 式秀部屋
幕内力士の平均体重は約160kgです。
服部桜はまだ序ノ口とはいえ、70kgのままではこの先キビシイでしょうね。
9月場所後、四股名の下の名前を祥多(しょうた)から太志(ふとし)に変えたそうです。
師匠の式秀親方曰く「体も心も太くなるように」とのこと。
改名後に活躍したスポーツ選手なんかもけっこういますし、勝負の世界に生きる人間にとってゲン担ぎは割とバカにできないことです。
過去の戦績は?
そして、気になる服部桜の戦績ですが、
2016年9月場所は7戦全敗、
通算成績は1勝40敗1休となっています。
40敗もすごいですが、たった1つの白星も非常に気になりますね。
一体、いつ誰に勝ったのでしょうか?
調べてみたところ、
平成28年5月場所でのことでした。
勝った相手は澤ノ富士という力士。
服部桜より体は太いのですが、どことなく幼い印象です。何となく勝ちを譲ってあげたようにも見えます。
動画はこちらで見られます ↓↓
http://www.nicovideo.me/watch/sm29661442
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無気力相撲?敗退行為がネットの話題を独占
2016年9月場所、3日目のこと。
西序ノ口29枚目の服部桜が、同26枚目の錦城(きんじょう)との対戦で敗退行為を行ったとネットの話題を独占しました。
敗退行為って何?と思ったのですが、要するに「わざと負けること」のようです。
普通、わざと負けると言ったらいわゆる八百長を想像しますよね。
それが八百長ではないのは明白で、想像の斜め上をいく負け方だったのです。
少なくとも私の想像をはるかに超えていました。
敗退行為とされた取り組みの動画ですが、
1回目 立合いと同時に自分から土俵に手を着く。
2回目 立合いと同時に前のめりに倒れる。(野球のヘッドスライディングのよう)
3回目 立合いと同時に自分から尻もちをつく。
4回目 立合いと同時によちよちと前に出るも自分から膝をついて前に倒れる。
敵前逃亡しまくった挙句、戦わずして負けた・・・としか言いようが・・・
動画を見るとお客さんが「何だ何だ、テレビに出るぞ」とか「怖くない怖くない」とか野次とも取れない声援を送ったり、終始爆笑しているおばちゃんがいたりと、和やかな雰囲気ではあります。
ですが、この動画がメディアやSNSを通して拡散し、
最弱力士・服部桜の名が世に広まってしまいました。
対戦相手の錦城は身長184cm、体重129kg。
その上、先場所には日大相撲部卒の格上相手にガチンコの喧嘩相撲を仕掛けた武闘派です。
怖気づくのは無理もないです。
私はある格闘技を趣味程度にやっていますが、やはりゴリゴリにやってくる猛者とスパーリングする時などは「イタくしないで!早く楽にしてくれ〜」なんて内心思っていますもん。素人レベルでもびびります。
でもです。服部桜は曲がりなりにもプロですからね。
いえ、まだ序ノ口なので給料はもらっていないので、プロではないです。プロではないけど勝負師の端くれですからね。
気持ちが折れてしまったところは見せてはいけない。それが多くの人が思うところでしょう。
服部桜の取り組み後、
師匠の式秀親方は審判部長から厳重注意を受ける事態に。
でも、式秀親方って本当に弟子思いの人なんですね。
親方の挨拶。服部桜の件についても触れ「本人は今高い壁を乗り越えようとしている。来年には少しでも乗り越え、皆様に成長した姿を見せたい」と話し「強いだけの力士は部屋にはいらない。弱くても思いやりのある力士になって、一生懸命頑張る子をサポートしたい」と熱く語っていました。#sumo pic.twitter.com/mjSuAGqU9N
— 式秀部屋 (@shikihidebeya) 2016年9月27日
「強いだけの力士は部屋にはいらない。弱くても思いやりのある力士になって、一生懸命頑張る子をサポートしたい」
こんな愛情あふれる親方のもとで相撲を学んでいる服部桜には、いつか結果を出して立派な関取になって欲しいものですね。