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錦織圭はなぜ世界で勝てる?強さの理由をデータやコメントから考察

戦うたびに、日本のテニス史を塗り替え続ける錦織圭

 

オリンピックで96年ぶりにメダル獲得、3年連続ツアー最終戦出場は記憶に新しいところです。

 

日本人には夢物語だとされていた四大大会優勝、世界ランク1位も期待されています。

 

フィジカルに勝る海外のプレーヤーを相手に、なぜ彼が活躍しているのか考えていきます。

錦織圭のプロフィール

生年月日:1989年12月29日(34歳)
出身地:島根県
居住地:アメリカ・フロリダ州
身長:178㎝
体重:75㎏
利き手:右利き
世界ランク:最高4位

ATP公式 プレイヤープロフィールより
http://www.atpworldtour.com/en/players/kei-nishikori/n552/overview

 

178㎝、意外と高いのねと思うかもしれません。日本人にしては長身の部類に入ります。

 

しかしテニスプレーヤーの中ではひと際小柄です。

 

現在のランク上位10人の中で錦織を除いた9人の平均身長は190㎝以上、

 

上位30人を見ても180㎝未満の選手は錦織を含め2人しかいません。

 

男子テニスにおいてはサーブが重要なファクターで、長身の選手が有利とされています。

 

この大男たちの中で戦い続けるのは大変なことなのです。

 

錦織圭が世界で勝てる理由は?

では、錦織が大男たち相手に活躍できる理由は何でしょうか?

 

3つに分けて紹介していきます。

 

 

1、ショットが多彩

 

錦織圭の代名詞と言えば「エアケイ」。ジャンプして体の捻りを加えながら、フォアハンドでズドン!と打つ気持ちの良いショットです。

 

しかし、彼の得意なショットはこれだけではありません。

 

「両手打ちのバックハンドはツアーでベストのうちの一人」(ジョコビッチ、2015年ローマオープンでの対戦前)

 

「素晴らしいショットメーカー」(ワウリンカ、2015年全豪オープンでの対戦を控えて)

 

「必要なものは全て持っている」(ナダル、2013年全仏オープンの試合後)

 

対戦した相手、それも四大大会の優勝者が評価するように、バックハンドもドロップショットもロブも、全てのショットがハイレベルです。

 

体格に勝る選手に比べてサーブの威力は落ちますが、打ち合いに持ち込めばどんなショットでもポイントを取れるのが錦織の強みです。

 

 

2、プレッシャーに強い

 

テニスの試合のデータの中に「アンダープレッシャーレイティング」というものがあります。

 

これはブレイクポイントやタイブレークなどのポイント獲得率を数値化したもので、錦織は現役選手4位にランクされています。

 

試合を決める重要なポイント、で勝負強さを発揮できることを証明しているのです。

 

また、試合がフルセットにもつれ込んだ場合の勝率は77.3%で、なんと歴代ナンバーワンです。

 

現役選手だけでなく、歴代のレジェンドプレイヤーも含めてです。

 

彼は世界のテニス史に名を残すほどの、異常な勝負強さをもっているのです。

 

 

ATP公式スタッツ 2016アンダープレッシャーレイティングより
http://www.atpworldtour.com/en/stats/leaderboard?page=pressure
ATP公式スタッツ 生涯フルセット勝率より
http://www.atpworldtour.com/en/performance-zone/win-loss-index/career/finalset/all/

 

 

3、進化し続けている

 

現在の公式プロフィールでは体重75㎏となっていますが、古いデータでは68㎏のものもあります。

 

筋肉をつけて明らかにパワーアップしています。

 

サーブのスピードもアップし、昨年初めて時速200km/hを記録しました。

 

トーナメントで勝ち進むにつれて試合数も年々増えていますが、耐えられるような体作りをしているのです。

 

錦織圭の成長と心境を表すコメント

 

錦織の成長と心境を表すコメントをいくつか紹介します。

 

「相手をリスペクトし過ぎた」(2011年、フェデラーとの初対戦に敗れたとき)

 

「もう勝てない相手はいない」(2014年、ランク1位のジョコビッチに勝った試合後)

 

「ここにいるのが当たり前のように感じる」(2016年、上位8人の最終戦前の会見で)

 

2011年、憧れの選手フェデラーと対戦した時は、錦織はまだランキング32位。

 

勝ち負けは考えない挑戦者の立場でした。

 

2014年、全米オープン準決勝で、当時世界ランク1位のジョコビッチに勝って、自分のトレーニングは間違っていなかったと自信をつけているのがわかります。

 

2016年、2年以上ランク10位以内を維持して、年間最終戦への3年連続が決定。

 

トップ選手との貫禄がつき、さらに上を目指していることが伺えます。

 

まとめ

 

錦織は、体格的に不利な日本人でも世界でも十分戦えるのか?という疑問に、自身の力で答えてきました。

 

次なる期待は、日本人の四大大会を制覇はなるか?世界ランク1位になれるのか?

 

ですが、常に進化し続ける彼ならやってくれると信じています。

 

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