出典:RIZIN公式サイト
2018年12月31日、格闘技イベント『RIZIN.14』にて50戦無敗の伝説のボクサー、フロイド・メイウェザーと神童・那須川天心がエキシビションマッチを行ないます。
まさか日本でメイウェザーが見れるとはびっくらこきました。
しかし、天心とメイウェザーでは体重が違い過ぎますし、バックボーンとしている競技も違います。
どんなルールで試合が行われるのでしょうか?
そのあたりを調べてみました。
目次
RIZIN.14 那須川天心vs.フロイド・メイウェザーのルールとは?
パンチのみ 試合時間は3分3ラウンド
形式的にはパンチだけのボクシングと同じルールですが、日本のボクシングコミッショナー主催の試合ではないため正式なボクシングルールとはなりません。
打撃はパンチのみですので、天心は得意のキックを封じられた形になります。
ちなみにバックハンドブローも肘打ちも使えません。
記録として残らないエキシビションマッチとなります。
ジャッジは行われません。
よって勝敗はつきません。
もし天心がメイウェザーを失神させても1勝とは書けませんし、50戦無敗のメイウェザーに1敗の2文字がつくこともないルールとなっています。
公式記録として残らないわけです。
契約体重は?天心はボクシングならどの階級?
契約体重は147ポンド。66.68kgです。
つまりメイウェザーに合わせた契約ウエイトだということですね。
このウエイトは、ボクシングでいうところのウェルター級の体重です。
ウェルター級=140〜147ポンド(63.50〜66.68kg)
天心はRIZIN.13の堀口恭司との試合では58.0kg契約。また、2017年末の藤田戦は57.0kg契約でした。
57.0kg〜58.0kgはボクシングならスーパーフェザー級です。
スーパーフェザー級=126〜130ポンド(57.15〜58.97kg)
ウェルター級とは実に3階級の体重差があります。
グローブは8オンス
グローブは天心、メイウェザーとも8オンスのグローブを使用します。
(※訂正 メイウェザーは10オンスでした)
日本のプロボクシングでは、最軽量のミニマム級からスーパーライト級までが8オンス。
ウェルター級から最重量のヘビー級までが10オンスを使用しています。
ちなみにオンスとは重さの単位で、1オンスは28.35グラム。
8オンスは226.8グラムです。
1990年代はじめ頃まで、軽量級は6オンスを使用していましたが、安全性向上のため8オンスに変更した経緯があります。
軽いグローブで3階級も重いメイウェザーのパンチを受ける天心の選手生命が、冗談抜きで心配になります。
メイウェザーは50勝のうちKO勝ちが27回。
守備主体のイメージがありますが、決してパンチ力がない訳ではありません。
ヘッドギアは使用しない
当然ヘッドギアは使用しないでしょうね。
エキシビションとは言え、プロ格闘技のメインイベントです。
天心よりも体重の重いメイウェザーがヘッドギアをつけたがる訳ないですし、天心もプロ意識が高い選手ですからヘッドギアはつけないでしょう。
天心のパンチはメイウェザーに当たるのか?
出典:RIZIN公式サイト
天心はサウスポー(左構え)。対するメイウェザーはオーソドックス(右構え)
2015年の世界ウェルター級統一戦では、サウスポーのパッキャオのジャブに何度も右でカウンターを合わせていたメイウェザー。
12ラウンド戦い、目立ったダメージなしでした。
3階級制覇の元世界王者・ホルヘ・リナレスは天心を評して「もしボクシングやったら世界チャンピオンすぐなるよ」と言ってますが、いくら天心に才能があってもメイウェザーは格が違い過ぎます。
ダメージを与えるようなパンチは絶対に当たらない。
私はそう断言します。
RIZIN.14 那須川天心vs.フロイド・メイウェザーの結果速報!
当日、会場で観戦しますので、詳細を速報でお届けします。
地上波中継もありますが、テレビが観られない方はぜひ当ブログで確認してください。
まとめ
エキシビションとは言え、まさに夢の一戦ですね。
個人的には天心選手がケガを負ったり、深刻なダメージを受けないか心配なのですが、しょっぱい試合も観たくないという複雑な心境です。
当日が楽しみです。