女子レスリング界の元祖レジェンドといえばこの人!
山本美憂さんです。
レスリングが五輪種目ではなかった時代から女子レスリング界を牽引してきました。
かわいいルックスのためメディアの注目度が高く、そのうえレスリングの実力も圧倒的。
91年、94年、95年と女子レスリング世界選手権で優勝すること3回。
もし当時、女子レスリングが五輪種目だったら金メダリストになっていたのではないでしょうか。
女子レスリングが正式種目になったのが04年のアテネ五輪。山本美憂さんは生まれてくるのが10年早過ぎたようです。
オリンピック出場こそ叶いませんでしたが、強さと美貌をあわせ持つ、まさに女子レスリング界の元祖レジェンドと言える存在です。
その山本美憂さんが、総合格闘技『RIZIN(ライジン)』に参戦しました。
総合格闘技といえば、殴ったり蹴ったり関節技極めたり何でもアリの激しいとしか言いようがない競技です。
失礼ですが年齢を考えると心配せずにはいられません。しかも3人のお子さんがいる母親ですから。
山本美憂さんの身長体重や結婚と離婚暦、『RIZIN』に参戦するきっかけや理由などを調べてみました。
山本美憂の年齢と身長・体重
まずは、身長と体重をチェックしておきましょう。
身長:156cm
体重:48kg〜50kg(推定)
体重は公表されていませんので、出場していたレスリングの階級から推定しました。
身長は意外と小さいんですね。160cmくらいあるかと思っていました。テレビ画面を通して見ていると大きく感じるものなんですね。
年齢はというと、1974年8月4日生まれですので、
2021年4月現在、46歳です。
46歳、3人のお子さんがいるとは思えない引き締まった筋肉をされていますね。
今までブランクを作りながらも、たゆまず鍛え続けていたことが窺えます。
それに何より美しい!
山本美憂のレスリングのおもな戦績と結婚歴まとめ
まさに目まぐるしく結婚と出産と離婚を繰り返されています。
レスリングの引退と現役復帰も結婚と離婚のたびに繰り返しています。それでも、出産してブランクを作っても実力が落ちないところがすごい。
女子レスリングの世界選手権を3度制している山本美憂さんですが、全日本選手権は1987年から2011年までの間に12回の優勝を誇っています。
1991年 17歳 世界選手権を史上最年少で優勝
1994年 20歳 世界選手権2度目の優勝
1995年 21歳 世界選手権3度目の優勝
1995年 21歳 Jリーガー 池田伸康氏と結婚→現役引退
1996年 22歳 長男出産
1999年 24歳 離婚(バツ1)→現役復帰
2000年 25歳 格闘家 エンセン井上氏と再婚→現役引退
2004年 30歳 離婚(バツ2)
2006年 31歳 アルペンスキー 佐々木明氏と再々婚
2006年 32歳 次男出産
2008年 34歳 長女出産
2011年 36歳 現役復帰→離婚(バツ3)
その後、ロンドン、リオとオリンピック出場を逃してしまう山本美憂さんですが、公式ブログでこう綴っています。
でも全ての事には意味があって、私の山あり谷ありの人生は全て意味があってのこと
自分の人生に後悔することなく、いつも前を向いているからこそ、いろいろなことにチャレンジできるのでしょうね。
そして今年の秋、総合格闘技の「RIZIN」に参戦することを決めます。
長男のアーセンさんはすでに「RIZIN」でデビューしていますが、まさか母親の美憂さんまでもがプロ格闘技に出ることになるとは。
他の二人のお子さんも最初はびっくりしていたそうです。それでも、ママの頑張る姿を見たら今は応援しているとのこと。
山本美憂の現在の旦那は?
2020年5月22日、グアム在住のMMAファイター、カイル・アグォン選手と再婚されています。
アグォン選手は現在32歳。
RIZINに参戦しており、ウガール・ケラモフ選手、クレベルコイケ選手という強豪相手に連敗中。
しかし、アグォン選手も決して弱くはなく玄人好みの良い選手です。
山本美憂選手の試合には必ずアグォン選手がセコンドに。
山本美憂の3人の子供の名前と年齢は?
長男 アーセンさん(24歳)池田伸康さんとの子供
次男 アーノンくん(13歳)佐々木明さんとの子供
長女 ミーアちゃん(11歳)佐々木明さんとの子供
凄いDNAを持って生まれたお子さん達ですね。長男のアーセンさんはレスリング留学をしたハンガリーの高校時代、年2回開催される国内大会を7連覇した実績があります。
アーノンくんとミーアちゃんが将来どんな道に進むか分かりませんが、とてつもない身体能力を秘めているのは間違いなさそうです。
山本ファミリー
出典:http://www.oricon.co.jp/news/2076072/photo/2/
後列左から、ゆいさん(KID夫人)、故山本KID徳郁さん、山本美憂さん、父・郁栄さん
前列左から、千ちゃん(KID長女)、ミーアちゃん(美憂長女)、アーノンくん(美憂次男)
山本美憂「RIZIN」参戦の理由は?
2016年のリオ五輪出場を目指し、家族とともにカナダに移住し、トレーニングに励んでいた山本美憂さんですが、カナダの市民権を得ることができずリオ五輪を諦めることに。
そんな時にRIZINから出場のオファーがあったそうです。
かなり迷ったそうですが、カナダでトレーニングをしてきて体はできているし、出ないのはもったないと思ったとのこと。
RIZIN参戦について、あるインタビューではこう語っています。
やらないで悩んでいてもその時間がもったいないじゃないですか? 迷うっていうのは、やりたいけど不安があるっていうことだと思うから、その不安を解消するにはやってみないと分からない。
引用:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201609070001-spnavi
本当に前向きですね〜。それに「迷い」の本質をついた考え方はさすがトップアスリートです。
「不安を解消するにはやってみないと分からない。」
私はハッとさせられました!
こういう考え方だから失敗もいっぱいあるんですけど、これが自分の生き方だと思っています。失敗があったら、そこから何か学べばいい。父にも「何でもトライする」っていう風に育てられてきました。
引用:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201609070001-spnavi
この失敗を恐れない思考こそ、成功の源なのかも知れませんね。
失敗したら恥だとか、周りに何て言われるか分からない、などとは考えないんですね。
私も含め、日本人はもっと冒険心を持たないといけないような気がします。
まさか自分がMMAやる気になるなんて!!弟の時も見るのハラハラ、息子のアーセンがやるって言った時は猛反対 笑なのにその1年後には、、笑
家族の参戦にハラハラしたり猛反対だったのに自分自身が出るとは当然考えらなかったでしょうね。私もまさか山本美憂さんが出るとは想像もしていませんでした(笑)
ちょうどリオ五輪を断念したタイミングでRIZINからオファーがあった、トレーニングで体が鍛えられていた、それが山本美憂さんがプロ総合格闘技のRIZINに参戦を決めた理由のようです。
山本美憂 まとめ
山本美憂さんは結婚と離婚を繰り返しつつも三人のお子さんや山本ファミリーに囲まれ幸せそうです。
長年、日本選手権や世界選手権で優勝を重ね女子レスリング界を牽引してきたものの、オリンピックにだけは縁がありませんでしたが、常に後悔せず前向きにチャレンジする姿勢が清々しくさえ思います。
RIZINの対戦相手は女子シュートボクシングのエース、RENA選手でした。
負けはしましたが、その後の美憂さんのMMAファイターとしての成長ぶりには目をみはるものがあります。
山本美憂さんは、観ている側の私たちにも、自分の年齢やキャリアにとらわれず、チャレンジすることの大事さを気づかせてくれる偉大な存在です。